2010/05/07

続 弁護士司法書士の規制緩和から規制への逆流についてのコメント

常連コメンテーターのVIPPERな名無しさんの意見にはいつも瞠目する。弁護士・司法書士のかただろうと想像するが、闇に向かって声をだすような気分がいつまでたっても抜けないこのブログをたまに記録するということを、断続的にでも続けることができるのも、このような反応があるからだ。

今回また5月4日つけの 法律事務所広告主協会設立の勧め をアップしたことへのコメントが、大変わかりやすい論旨なので、紹介したい。もちろん 私のように外部の人間には、どうあるべきかについて正しいか正しくないかを評価する力はないが、傾聴すべきものと考える。

司法書士や弁護士の内部に多様な意見が存在することはわかるような気がするが、この方は、そのなかでも一貫して、国家資格にかんすることを業界に丸投げしていることを批判しているコメンテーターで、現在起きている、弁護士・司法書士の世界での「規制緩和から規制の逆の流れ」を次のようにみている。


2010-05-05 20:27
* VIPPERな名無しさん  よりのコメント 一部抜粋

・・・・・強調文解決できるとすれば、今の政府ではなく、次の政府です。
その次の政府はおそらくは今よりはより市場主義的で規制緩和に熱心で新自由主義的なものになるはずです。これは歴史の反復のようなもので、政界を観察しているとすでにその予兆は至る所にあります。

また、そもそも国家資格に関することを業界団体に丸投げしている体制は間違いで、日本のような極端な弁護士自治を取っている国は先進国ではかなり少数です。いずれこれは解決しないといけない問題なんです。

過払いバブルはもうすぐ終わります。これ自体は望ましいことで、グレーゾーン金利は法律関係を不安定にし、経済的ロスを生みます。1兆円産業なんて言われていますが、それ自体が何かを生産しているわけではなく、はっきりいってロスではないでしょうか。

それゆえ、制限利息を何%にするのが正しいかという議論はさておき、グレーゾーンをなくす改正自体は望ましいことです。

重要なのは、そのあとです。
増加する弁護士、激化する競争、抑えつけようとする日弁連と弁護士会、このなかでいつまで古い弁護士会強制加入などの体制が続けられるかということです。

債務整理が弁護士のマーケットのメインであるのは日本くらいで、いずれはアメリカのように多種多様な分野で競争が激化するでしょう。その時こそ、国民が弁護士サービスを身近なものと感じ、同時に、業界の古い体質に気がついて批判するようになると思われます。

「その時」は、決して遠い将来ではないと考えられます。

また、遠方からの受任についても、本質的にはIT化の時代に逆行する規制であるのは間違いなく、いずれは(債務整理の問題というより)一般的問題として立法による解決は可能でしょう。裁判手続きについても、電話会議などの仕組みが取り入れられました。

ただ、それは今すぐというわけではなく、世論の風向きが変わった後でしょうね。しかし、世論というのは結局のところ、報道機関と権力者がある程度導いている面があるので、結局のところ、権力が変わった後、ということになると思います。

ちなみに、規制緩和で整理屋が出てきたというのは間違いで、むしろ広告規制があった時代には普通の事務所が広告できないので整理屋が広告して違法な債務整理をやっていたわけです。

広告解禁によって普通の事務所による広告が一般化し、たとえばMIRAIOやホームワン、アディーレなどの大手債務整理事務所が出てきて、まともに解決できるようになったわけで、そのあおりで整理屋は激減しています。その意味で、左派系の主張はスタートから間違っています。

ちなみに上記の事務所はすべてホームページに価格が明示されています。そして、価格は基本的には弁護士会の相談センターと同じか、やや安いです(ケースにより費用は異なるので、すべての場合というわけではありませんが)。

むしろ価格も明示されていないのは左派系事務所に多い気がします。“商売じゃないんだからこちらを信じるべき、価格は気にするな”というような感じでホームページすらつくってないところもあるし、価格が不透明で、これでは依頼しにくいですよ。批判している側こそ、説明責任を果たしていませんね。

* 2010-05-05 20:27
* VIPPERな名無しさん URL
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。